弔辞を頼まれたら

「弔辞」とは、故人を弔う言葉です。
これは「葬儀」の中で行われる「告別式」で述べる事があります。
頼まれた場合は、よほどの理由がない限り引き受けるのが「マナー」です。

時間としては三分ほど、四百字詰め原稿用紙だと三枚ほどが目安です。

内容は故人との関係を述べて、人柄や功績をたたえます。
そして、自分の思いや感謝の言葉など伝えたい事を言い、最後は遺族へ慰めの言葉で終わります。
複数の人が読む場合は、事前に内容が重複しない様に確認しておきましょう。
会場に持っていく際は巻紙か奉書紙に毛筆で書くのが理想ですが、無理なら事前に伝えて印刷で代用するのも方法の一つです。

ただし、包みは巻紙です。弔文を後ろの方から折りながら巻いて、奉書紙の中央にします。
左が上になるようにして、最後に上下を折って表に「弔辞」と書きます。
出す際は遺族に一礼して、左手に持って右手で上包みを開き、右手で本文が書かれた紙を開きながら読みます。
その時に畳んだ上包みは左手です。
読み終わったら開いた紙を巻いて、右手で包みます。
最後に読み終わった「弔辞」は表書きを故人の遺影に向けて供え、遺族に一礼して席に戻ります。

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